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犬が食欲旺盛なのは当たり前?食べ過ぎによる危険性や対策を紹介!

犬が食欲旺盛なのは当たり前?食べ過ぎによる危険性や対策を紹介!

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一日中食べ物を欲しがる理由

犬が一日中食べ物を欲しがる理由

愛犬の食欲が止まらず、どうしたらいいのかわからないこともありますよね。

まずは犬がご飯を食べても欲しがる理由について紹介していきます。

食いだめする習性

犬には食いだめの習性があり、これは進化の過程で培った本能です。

犬の先祖は、狩りの成功率の低さから食べられるときに食べておかないと飢えてしまいました。

異常な食欲は本能からくる正常な反応でもあるのです。

ドッグフードは犬種や大きさなど専用のもので分けられていますが、基本的になんでも食べたがるのが一般的です。

ご飯が足りていない

今与えているご飯の量が足りていないのが原因になっていることもあります。

ドッグフードに書いてある目安は正常な食事量です。

しかし、運動量が多いときは増やす、散歩に行っていない日は減らすなど微調整を行うことも大事です。

個体によっては栄養が足りずに痩せてしまう場合や、食べすぎて太ってしまうことがあるので、様子を見ながら調整してください。

▼犬の理想の体型についての記事はこちら

認知症の可能性

いつもより多い量を食べても、すぐに食べ物を欲しがったり、夜中にもかかわらずご飯を要求するようになったら認知症の疑いがあります。

認知症は、トイレの失敗や昼夜逆転などの症状も同時に現れることが多いです。

老犬は認知症でなくてもこれらの症状が起こることが稀にありますが、心配なら動物病院に連れていき、認知症のテストを行うことをおすすめします。

食欲旺盛な犬種

食欲旺盛な犬種

犬種によってはよく食べる犬種やあまり食べない犬種、太りやすい犬種など様々です。

ここでは犬種による食欲や太りやすさの違いについて紹介していきます。

よく食べる犬種

大型犬や小型犬問わず、基本的に好奇心旺盛な犬種は食いしん坊の傾向にあります。

よく食べる大型犬として下記の犬種などが挙げられます。

  • ラブラドール・レトリバー
  • ゴールデン・レトリバー
  • シベリアンハスキー など

小型犬は下記の犬種などです。

  • ミニチュアダックス
  • コーギー
  • ミニチュアピンシャー
  • ビーグル など

大型犬は掃除機が吸い込むように食べますが、小型犬は黙々と食べる傾向にあります。

比較的食べない犬種

食事量が少ない犬種として下記のものが挙げられます。

  • チワワ
  • パピヨン
  • トイプードル など

チワワやパピヨンは激しい運動があまり好きではなく、胃袋も小さめなので食が細い傾向にあります。

トイプードルは活発な犬種のため、運動量が多い日の食事は食いしん坊な犬種と同じくらい食べることもあります。

太りやすい犬種

太りやすい犬種は下記のような犬種です。

  • ビーグル
  • ミニチュアダックス
  • コーギー など

これらの犬種は運動量関係なく、出された食事は基本的にすべて食べようとすることが多いです。

とくにミニチュアダックスやコーギーは胴長短足なので、使う筋肉が少ないわりに体力の消耗が激しい特徴があり、ほかの犬種に比べて脂肪の燃焼が苦手です。

太りにくい犬種

太りにくい犬種として下記のものが挙げられます。

  • ジャーマンシェパード
  • ドーベルマン など

上記の犬種は筋肉量が多く、新陳代謝が高いため太りにくい犬種と言われています。

犬の食欲を抑えるには

犬の食欲を抑えるには

ここからは食欲を抑えるさまざまな方法を紹介していきます。

また、太ってしまった場合、どのようにダイエットをすればよいのかも解説するので、気になる方はチェックしてください。

ダイエット方法

犬にダイエットさせるには、下記のような方法があります。

適正量以上に与えない

犬の体重によって1日に食べるご飯の適正量が決まっているので、それ以上は与えないだけでダイエット効果があります。

運動量を増やす

運動量を増やすのも効果的でしょう。

散歩だけでなく、浴槽にぬるま湯をはり、支えながら泳がせるのも効果的です。

野菜でかさ増し

ドッグフードの量を減らし、野菜かさ増しする方法もあります。

野菜に抵抗を持つ犬もいるので、最初は少なめにし、次第に増やして慣れさせましょう。

今まで食べていたドッグフードを急に減らすとストレスがたまったり、飼い主さんの言うことを聞かなくなったりする可能性があります。

そのため、徐々に減らしていくことをおすすめします。

犬がドッグフードの量に慣れない場合は、動物病院でメニューを作ってもらうことも可能です。

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▼犬のダイエットについての記事はこちら!

食欲の抑制方法

次に、犬の食欲を抑える方法について紹介していきます。

おねだりに応じないようにする

犬のおねだりを無視するのは辛いかもしれません。

しかし、おねだりに応じてしまうと、おねだりすればまたご飯をもらえると犬は学習し、またおねだりをしてくるでしょう。

食事の時間を管理する

食事の時間を区別できていないと、おねだりをし続けてしまうかもしれません。

食事が終わったらフードボウルを片付けて、ボウルがない時は食事の時間ではないということを学ばせていきましょう。

食事を分けて与える

食事を何回かに分けて与えることで満足感を得られるため、空腹対策になるかもしれません。

このときに注意しなければならないのが、一日の食事量のまま回数を増やすということです。

一食の量を変えずに回数だけを増やさないように注意してください。

低カロリーのおやつを与える

犬用ガムなど長く噛んでいられるおやつも効果的です。

犬の満腹中枢は人と比べて退化していると言われていますが、機能していることには変わりありません。

長く噛んでいればいるほど効果があり、低カロリーかつ長持ちするので肥満対策にもなります。

食事以外のことに気をそらす

ただお腹がすいているから食欲が止まらないのではなく、ストレスなどが原因でおねだりをしてくる可能性があります。

その場合、遊んであげることで満足してくれることがあります。

子犬の食欲を抑えるしつけ

子犬の食欲を抑えるしつけ

子犬は生後2ヶ月を過ぎると急激に食欲がわいてきます。

これは成長期なので問題ありませんが、何もせずただご飯を与え続けると太りすぎてしまったり、それが癖となり後々苦労したりすることになります。

しつけをする

食べる前に「おすわり」、「待て」、「よし」を覚えさせると、ある程度は抑えることが可能です。

待つことを知らない犬は、ご飯を出すと同時に急いで食べようとします。

しかし、飼い主さんの許可がないと食べられないと覚えさせることで、食べることに対する欲を抑制できます。

落ち着いて食事するようになる

しつけを覚えると、だんだんと食べるペースもゆっくりになってきますが限度があります。

ある程度は仕方がないと割り切り、がっつく姿を微笑ましく見ていましょう。

しつけの甲斐もあり、半年もすれば落ち着いて食べるようになるでしょう。

しつけを怠ると、犬種によっては活発で暴れん坊や幼年期のまま成犬になり、手が負えなくなる場合もあります。

注意点

食欲ありすぎ!と思っても、無理やり減らすことはやめましょう。

特に2ヶ月~5ヶ月は急激に成長する期間です。

この大事な期間中に栄養が足りないと骨がもろくなったり、犬本来の運動能力を発揮できなくなる可能性が高くなってしまいます。

食欲がありすぎて心配な方は、便や尿の状態が正常か確認し、食事の量を調節しましょう。

▼子犬の食事の与え方についての記事はこちら

食欲旺盛な犬が痩せる理由

食欲旺盛な犬が痩せる理由

食欲があるのに痩せてきたという場合、いくつかの原因が考えられます。

どのようなことが原因で痩せているのかを解説します。

老化

老化で新陳代謝が落ちてくると、脂肪を燃焼する機会が減るため太りやすくなります。

しかし、人でいう後期高齢者になると消化器官も衰えてくるため、食べたものをうまく消化できません。

当然栄養もうまく取り込めなくなります。

そのため、食べても食べても体重減少の一途をたどるのです。

糖尿病

糖尿病になると、ブドウ糖を吸収するインスリンが働かなくなり、栄養を取り込めなくなります。

ブドウ糖は細胞を活性化させますが、それができないため細胞が飢餓になり食欲を増大させるという仕組みです。

初期の糖尿病はわかりやすい症状が出ていないため、定期的な検診で発見することが可能です。

ガン

ガン細胞が栄養を吸収してしまうため、糖尿病と同じく細胞に栄養がいきわたらず、食べても食べても痩せていってしまいます。

ガンは進行してくるにつれて食欲も衰えていきます。

そのため、痩せるスピードが急激に早くなり、免疫力も急激に低下して合併症を引き起こしてしまいます。

定期的に検診を受ける

ガンは早期発見が大事です。

食べても太らないと感じたら、何週間も様子を見るのではなく、すぐに動物病院で精密検査を受けましょう。

糖尿病同様に、定期的な検診をうけることをおすすめします。