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犬は雨の日でも散歩するべき?犬の雨具や注意点・雨天時の過ごし方

犬は雨の日でも散歩するべき?犬の雨具や注意点・雨天時の過ごし方

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犬は雨嫌い?

犬は雨嫌い?

雨が降ると、愛犬の元気がなくなったり、逆に喜んだりすることがありますよね。

ここでは、雨に好き嫌いがある理由について紹介していきます。

犬は雨が好き?嫌い?

犬が雨を好きか嫌いかは、下記のようなことによって変わります。

  • 犬の性格
  • 飼っている環境
  • 過去の経験 など

外で散歩やトイレなどがしたかったり、好奇心旺盛な犬は雨が降っても外に出たがることがあります。

しかし、中には雨を怖がり、外に出るのを渋る犬もいます。

雨を嫌いになる原因は?

犬が雨を嫌いになる原因として、下記のようなことが挙げられます。

外飼いか室内飼いか

外飼いの犬は室内飼いの犬よりも雨に濡れることには慣れているため、雨の日の散歩を嫌がらない傾向があります。

室内飼いの犬は、普段雨に晒されることがないため、雨を嫌がる犬が多いとされています。

不快な経験と結びついている

雨が嫌いな犬は、水に濡れることと過去の不快な出来事が関連付けられていることがあります。

例えば、シャンプーのときには全身を濡らす必要があります。

そのとき、体を拘束されたりドライヤーをかけられると、犬は不快に感じたりトラウマになってしまうこともあります。

このような不快な出来事を、雨水で体が濡れることで連想し、嫌がっているのかもしれません。

雨の音が苦手

人より聴覚が発達している犬は、雨が打ち付ける音に反応して嫌がっているという説もあります。

音に敏感な犬は、雨の日の散歩で鳴り響く無数の音をキャッチし続けるため、それが雨を嫌がる一因になっていると考えられます。

また、雷の大きな音を怖がる犬も少なくありません。

雨が降ると雷が鳴ると学習し、雨を怖がるようになってしまうのです。

散歩は行くべき?

散歩は行くべき?

散歩しない犬は健康面のリスクが上昇したり、問題行動を起こすようになるかもしれません。

では、天気が悪くても散歩はするべきなのでしょうか。

雨天時の散歩は避けるべき?

下記のように、天候の具合や犬種によって、散歩するのは避けた方が良いでしょう。

荒天のときや冬の雨の日

大雨の日や雷が伴うときは、安全や健康を考えると強いて散歩させる必要はありません。

また、気温が低い冬場の雨の中の散歩も気を付けるべきです。

外気の低さとあいまって、雨に濡れると体温が下がってしまいます。

小型犬や短足の犬種

トイプードルなどの小型犬や、ミニチュア・ダックスフンドなどの短足の犬種は、地面からはねた水や泥が体にかかりやすくなります。

そのため、水に濡れて体調を悪化させたり、体毛が汚れやすくなるので注意が必要です。

雨の日でも散歩したほうが良い場合

下記のような犬は、雨の日でもできる限り散歩させてあげた方が良いでしょう。

外でトイレをする習慣がある犬

外飼いの犬や、外でしかトイレをしない犬は、天気が悪くても散歩に行って排泄をさせてあげる必要があります。

運動量の多い犬種や大型犬

運動量の多い犬種や大型犬は、毎日の運動が欠かせません。

雨の日でもなるべく散歩をさせ、運動不足の解消やストレスの発散をさせてあげましょう。

雨の日の注意点

雨の日の注意点

雨の日に散歩に出かける際は、雨の日ならではの気をつけることや愛犬のケアがあります。

雨の日の散歩で気を付けることは?

雨の日の散歩は、天気の良い日以上にすれ違う人や車、そして愛犬の足元を確かめながら歩きましょう。

歩行者や車に気を付ける

雨が降ると前が見えない状態になったり、雨音で自転車やなどに気づくのが遅れるなど、危険予知がしづらく事故率が上がります。

天気の良い日よりも、すれ違う歩行者や乗り物に充分注意しましょう。

犬の足元を確かめて歩く

犬の肉球は長時間水に晒されるとふやけてくるので、怪我の危険が高まります。

散歩するときは、愛犬の足元を確かめながら歩いたり、足を切ったりしそうな道は避けましょう。

犬用のレインブーツを履かせてあげるのも効果的です。

愛犬ばかり見ていると、飼い主さんがマンホールや階段などで足を滑らせることがあるので注意しましょう。

散歩から帰ったらどんなケアをする?

雨の日の散歩から帰ったら、愛犬の体全体を拭き取り、清潔に保ちましょう。

散歩後のケアは、下記のような手順で行うと良いでしょう。

  1. 乾いたタオルで体全体を拭き取る
  2. 濡らしたタオルで部分的な汚れを取る
  3. ドライヤーで乾かす

体全体を拭き取る

まずは乾いたタオルで全身を拭いてあげましょう。

下記の順番で拭き取るのがおすすめです。

  1. 背中
  2. 尻尾
  3. お腹

頭から拭き取ることで、ブルブルして家の中が汚れるのを防ぐことができます。

部分的な汚れを取る

乾いたタオルで水分が拭き取れたら、濡れタオルで汚れやすいお腹やおしりなどの部分的な汚れを取り除いていきます。

下記のような部位は、特に汚れやすかったり、汚れが溜まりやすい場所なので丁寧に拭き取りましょう。

  • 顔周り
  • お腹
  • おしり
  • 足先 など

拭き取る順番は、足先が一番汚れやすいので最後にすると良いでしょう。

耳の中は濡れたまま放置すると雑菌が繁殖してしまうので、コットンなどで優しく水気を拭き取ってあげましょう。

足先は肉球や指の間など、細かいところに汚れが溜まるため、バケツに水を入れ、部分的にシャンプーしてあげましょう。

汚れが落ちないときは足先だけではなく、全体をしっかり洗ってあげると良いでしょう。

▼犬のシャンプーのやり方についての記事はこちら!

ドライヤーで乾かす

洗い終わったら、タオルで水分を拭き取り、ドライヤーで乾かしましょう。

乾かした後は、肉球クリームを塗ってケアしてあげると良いでしょう。

▼犬の肉球ケアについての記事はこちら!

犬の雨具

犬の雨具

雨の日の散歩を快適にする犬用レインコートには、多様なタイプがあります。

ここでは雨の日の散歩に便利な、人気のレインコートのタイプを紹介します。

マントタイプ

『マントタイプ』は、手足や頭を通さず着せやすいレインコートです。

マントタイプのメリット

犬の手足や頭を通さず着せられるため、嫌がりにくく飼い主さんに手間がかかりません。

折りたたんで持ち運べるので、急な雨にも役立ちます。

マントタイプのデメリット

お腹をカバーすることができず、体を覆う面積が小さいので、体が濡れやすく泥はねがつきやすいのがマントタイプのデメリットです。

 (写真のワンちゃん・・・mameshiba.sabさんのさぶちゃん)

フルカバータイプ

『フルカバータイプ』は、手足から首までしっかり体を覆ってくれます。

フルカバータイプのメリット

全身をしっかり覆うので、雨の日でもほとんど体が濡れません。

散歩した後に毛を乾かす時間が短くなるので、毛の長い犬種には特におすすめです。

フルカバータイプのデメリット

古カバータイプは首から手足すべてを通すため、着せるのに手間がかかります。

また、シャカシャカする衣擦れ音を嫌がる犬もいます。

まずマントタイプで慣らすか、シャカシャカしないフルカバータイプを選ぶと良いでしょう。

 

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(写真のワンちゃん・・・mimio.jpさんのみみおちゃん)

エプロンタイプ

『エプロンタイプ』は、おなか部分につけるタイプのレインウェアです。

エプロンタイプのメリット

地面に接するおなかの部分をカバーしてくれます。

ミニチュア・ダックスフンドやコーギーなど、短足で胴が地面に近く、水に濡れたり泥汚れがつきやすい犬種におすすめです。

雨上がりに散歩するときは、このタイプが便利です。

エプロンタイプのデメリット

エプロンタイプは背中部分が空いているため、体全体をカバーすることができません。

 

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(写真のワンちゃん・・・shishi_oto_lanlanさんの獅子丸ちゃん)

雨が降った時の犬との過ごし方

雨が降った時の犬との過ごし方

雨で散歩が難しいときは、屋内施設に連れて行ったり、室内での適度な運動や遊びをさせてあげましょう。

雨の日に愛犬を遊ばせられる場所は?

雨が降って散歩をさせにくいときには、下記のような屋内施設へお出かけすると良いでしょう。

屋内型ドッグラン

屋内型のドッグランは、雨や雪などの悪天候でも犬と遊ぶことができる便利な場所です。

雨で濡れたり汚れが付いたりする心配がないので、飼い主さんの負担も減らすことができます。

犬も入れるお店

愛犬も一緒に入れるショッピングモールなどのお店では、愛犬と屋内を散歩しながらお買い物を楽しむことができます。

愛犬を自宅で遊ばせるには?

自宅での遊びには、ボール投げや引っ張りっこなどの遊び方があります。

ボール投げ

ボール投げは、ボールを投げて取ってきてもらう遊びです。

運動不足やストレスの解消、飼い主との上下関係の形成にもつながります。

引っ張りっこ

愛犬とおもちゃを引っ張りあう遊びなら、広い場所がなくてもできます。

引っ張りっこには、犬の本能を刺激し、ストレスを解消する効果があります。

また、終わるときにおやつと交換することで、咥えたものを離すための練習にもなります。

ロープなど引っ張ってもすぐ千切れないような素材のおもちゃを選ぶとよいでしょう。

おやつやおもちゃ探し

おもちゃやおやつ探しは、嗅覚を使ったり考えさせることで脳に良い刺激があります。

おやつやおもちゃを隠し、愛犬にニオイで探し当てさせ、見事見つけたらご褒美をあげましょう。

あまり難しい場所に隠すと見つける前に飽きることもあるので、少しずつ難しくしていきましょう。