犬の匂いが好きな人必見!犬の嫌な臭いを消す方法・対策とは?
犬の匂いが好きすぎる
犬の匂いを嗅ぐのが好きという飼い主さんは少なくありませんよね。
人気の部位
人によって好きな部位は様々ですが、下記のような部位が一般的に人気のある部位です。
- 背中
- お腹
- 肉球
- 顔 など
人によって表現が異なる
同じ部位でも人によって匂いの感じ方が違うのも面白い点です。
犬の頭は香ばしい匂いがするという人が多くいます。
例えばパンやカステラの匂い、すき昆布の煮物の匂いなど食べ物で表現する人もいれば、布団のような癒される匂いがするという人もいます。
また肉球もポップコーンや枝豆など美味しそうな匂いと感じる人がいる一方で、生き物独特の匂いがするという人もいて、感じ方は全く異なるのです。
匂いが好きなのは犬が好きだから
口やお尻、耳の匂いは臭いと感じる人がほとんどですが、臭いがクセになる、嗅げば嗅ぐほど愛おしくなるというのが愛犬家の特徴なのかもしれません。
苦手な人は臭いと感じる
実際、犬が苦手だったり、それほど好きではない人はどの部位であっても臭いと感じるものです。
匂いの他にも下記のように、飼い主さんならむしろ愛らしいと思うことでも、人によっては犬が嫌いな原因となっていることがあります。
- よだれ
- 噛まれる
- 舐めてくる
- なにを考えてるかわからない など
匂いを嗅ぐシチュエーション
犬の匂いを嗅ぐシチュエーションは、顔や頭なら抱っこしている時に無意識に、お腹なら愛犬が寝転がった時やシャンプーをした後など様々です。
また耳の匂いに関しては病気の可能性もあるため、健康チェックを兼ねて嗅ぐ事もあります。
ニオイの原因
犬のニオイの中でも、特に好きと人気があるのが肉球からのニオイです。
ポップコーンのようないい匂いとよく言われていますが、このニオイは汚れや細菌など衛生上には良くないことが原因として挙げられます。
汗と足裏の汚れ
肉球の周りには、汗によって体温調整するための汗腺があります。
肉球付近はエクリン線が多い
汗腺には『アポクリン腺』と『エクリン腺』がありますが、アポクリン腺からの分泌物は細菌と混ざり合う事で特有のニオイを発するという特徴があります。
ただし肉球付近は分泌物から嫌なニオイがしないエクリン腺が多いため、犬臭いと感じられないのです。
足裏が汚れる
肉球付近の汗自体は臭くないですが、犬は素足で歩き回るため足裏は汚れます。
この足裏の汚れを舐めたりすることで、体臭にも勝るポップコーンのような香ばしい香りを発するのです。
細菌
細菌もニオイの元になります。
基本的に犬の体から細菌が無くなることはなく、『酵母菌』や『プロテウス』をはじめ、皮膚の表面には数えきれないほどの細菌が存在するのです。
細菌が繁殖しやすい
肉球は適度に湿っており、他の部位に比べても細菌が繁殖しやすい場所という点も忘れてはいけません。
散歩などへ行くと、雨で濡れた地面を歩く事で細菌が肉球に付着することもあります。
普段よりニオイが強い時はタオルで拭くなどケアも必要です。
感染症
一般的にポップコーンのような香ばしい香りは、耳付近のたるんだ皮膚から感じられる事が多いです。
肉球からニオイがするのは、犬が耳や皮膚を掻いた時に膿が付着し、感染症が広がったというケースも考えられます。
肉球が普段より臭い場合
健康な犬にも多く見受けられる『緑膿菌」が原因なら深刻になる必要はありません。
ただ普段より肉球が臭い、耳の後ろを頻繁に掻いているようであれば外耳炎など病気が隠れている可能性もあるため注意が必要です。
犬の臭いを消す方法
ペットの臭いなら気にならないという人もいるかもしれませんが、あまりにも強い臭いが感じられる時は気をつけなければいけません。
犬の臭いがいつしか自分にも付着し、周りから犬臭い人と思われてしまうかもしれません。
犬の臭いを消す方法として、まずシャンプーや歯磨きが有効です。
シャンプー
シャンプーは犬用シャンプーを月に1~2回のペースで行うのが理想です。
雑菌を残さないためにも濡れた毛はしっかりドライヤーで乾かしましょう。
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(写真のワンちゃん・・・hanachan_1111さんのはなちゃん)
▼犬のお風呂の入れ方についてはこちら!
▼ドライヤーのかけ方についてはこちら!
歯磨き
口からの臭いを抑えるには歯磨きが欠かせません。
歯垢や歯石が蓄積すると歯周病の元となり、さらに全身に影響を及ぼすことも懸念されます。
犬が歯磨きになれていない場合は、ジェルを指につけて歯を擦るなどして、口の中を触られる事に慣れていくよう徐々に進めていくのがポイントです。
▼犬の歯磨きについての記事はこちら!
▼犬の口臭についての記事はこちら!
肛門腺絞り
スカンクと同じように、かつて犬もテリトリーを示したり外敵から身を守るため、肛門腺から臭いのする分泌液を噴射していたと言われています。
肛門周りが臭いのは当然ですが、肛門腺がたまっている状態なら、肛門腺絞りをしても良いかもしれません。
肛門腺絞りをすると分泌物を排出でき、犬が肛門に不快感を覚えることも無くなります。
肛門腺絞りの頻度
月に1回のペースが理想的で、シャンプーと同じタイミングで行うと、汚れも一緒にシャワーで洗い流せるメリットがあります。
肛門腺絞りができない場合、動物病院やトリミングサロンでもお願いすることができます。
ケアする時間が取れない場合
もしケアに十分な時間が取れない、自分でケアするのが難しいという方もいるでしょう。
その場合、犬の臭い消し用のスプレーを活用する方法や、トリミングサロンに連れていくといった方法もあります。
特にトリミングサロンはプロによるお手入れが行われるため、飼い主さん自身の知識を深めることも出来るのでおすすめです。
臭い対策
犬の臭いを消す直接的な方法はシャンプーですが、シャンプー以外に日頃から体臭対策をしておくことも大事です。
その方法として重要なのが毎日の食事です。
ドッグフードを見直す
人間も同じですが、栄養バランスが良く消化の良いものを食べてこそ、体から発する悪臭も軽減できるのです。
体臭がきつい場合は、ドッグフードが合わず腸内環境が悪化している可能性があります。
穀物や添加物
犬は元々肉食で、効率良くタンパク質を消化できる体質です。
しかし質の悪いドッグフードは、穀物などでかさましをしていたり、食いつきを良くするために添加物が含まれています。
穀物や添加物はスムーズに消化分解できず腸内で停滞し、腐敗した結果、強い体臭を引き起こす原因となるのです。
ドッグフードの選び方
体臭を改善するには下記に気を付けて選ぶことがポイントになります。
- 添加物や穀物が不使用
- 高品質で高たんぱくの肉が原材料
すぐに体臭が改善する訳ではないですが、腸内環境が整えられると臭いも気にならなくなっていくでしょう。
適度な運動をさせる
フードだけに頼るのではなく適度な運動も必要です。
運動することで腸内の動きが活発になり、さらに消化もスムーズになるのです。
中には室内犬の散歩は不要と考えている人もいるかもしれません。
ストレス解消やリフレッシュ効果のためにも15~20分程度は外に連れ出してあげることをおすすめします。
部屋についた犬の臭いをとるには
部屋の中で犬を飼っている場合は、部屋のあらゆる場所に犬の臭いが染みついています。
飼い主さん自身は気にならないものですが、来客があったときに「臭いと思われていないか」と気になってしまいますよね。
ここでは部屋についた犬の臭いを取る方法について紹介します。
空気清浄機・脱臭機
部屋の臭いをとるためには、まずは空気清浄機や脱臭機を活用するのが有効です。
どちらも臭いの元を捕集することで、空気中の臭いを抑える効果が期待出来ます。
ペット消臭剤
部屋の中で特に臭いがつきやすいのが布製品です。
ソファやクッション、カーテンなど部屋には様々な布製品がありますが、布にしみ込んだ臭いにはペット消臭剤が効果的です。
ペット消臭剤には置き型タイプやスプレータイプのものがあります。
置き型タイプ
置き型タイプなら、即効性には期待できませんが、置いておくだけで臭いを吸い上げてくれます。
効果も2~3ヶ月持続するため、コスパも良いと言えるでしょう。
しかし、いたずらしてしまったり口にしてしまう可能性があるので、置き場所には注意しましょう。
スプレータイプ
犬の匂い消しのための消臭スプレーであれば、気になるところにスプレーするだけで臭い対策をすることができます。
安全性も考えて作られているため犬が舐めても安心です。
ソファやクッションにはカバーをかけておき、日頃は消臭スプレーをかけてお手入れをすると良いでしょう。
また、月に1回はカバーを取り外して洗濯すると、清潔で心地よい空間を維持出来ます。
アロマ
消臭スプレーよりも天然素材由来のものを使いたい場合は、犬用のアロマオイルを活用するという方法もあります。
犬や猫にとって危険なアロマオイルも非常に多くあるため、必ずよく調べ、自分の環境にあったものを使用してください。
アロマの効果
臭いを解消してくれるのはもちろん、臭いの元になる雑菌の繁殖を防ぐことが出来るのもアロマオイルを使うメリットです。
アロマオイルにも色々な種類がありますが、中でも下記のようなものは飼い主さん、愛犬ともに良い作用をもたらし、かつ安心して使えるといわれています。
- ラベンダー
- マジョラム
- ユーカリ
- ローズマリー など