1. HOME
  2. 健康・病気
  3. 犬のダイエット【食事編】食事制限のやり方・ダイエットに良い食べ物
健康・病気
犬のダイエット【食事編】食事制限のやり方・ダイエットに良い食べ物

犬のダイエット【食事編】食事制限のやり方・ダイエットに良い食べ物

健康・病気

犬に食事制限させるには

犬に食事制限させるには

可愛い愛犬がおやつを欲しそうにしていたら、ついあげてしまいたくなりますよね。

しかし、犬も肥満は万病のもととなるため、体重管理してあげるのも飼い主さんの役割です。

そこで無理なく痩せられるような、犬のダイエット方法をご紹介します。

食事によって痩せる方法

ドッグフードの袋には、体重による適正な食事量が書かれています。

では、パッケージに記載されている通りに与えていたとしても、適正体重を超えてしまったときはどうしたらよいのでしょう。

食事量を減らした際の注意点

食事を減らしたいときに、気になるのが栄養のバランスです。

下記の五大栄養素が不足すると、体調不良を起こすことがあります。

  • 炭水化物
  • 脂質
  • タンパク質
  • ビタミン
  • ミネラル

五大栄養素が不足した際に起こりやすい体調不良として、下記のものが挙げられます。

  • 低血糖
  • 脱毛
  • 不妊
  • 毛艶の悪化
  • 皮膚の乾燥 など

ただ単に食事量を減らすのではなく、いつもの食事をダイエットフードに変更したり、トッピングなどで栄養を補給しましょう。

トッピングでかさ増し

トッピングでかさ増しすることによって、愛犬は満腹感を得られます。

飼い主さんにとっても簡単にできる方法です。

食いつきが良いトッピングとして下記のものが挙げられます。

  • おからパウダー
  • 納豆
  • カットして火を通した野菜
  • かつお節 など

食事回数を分けてみる

一度に大量に食事を与えるのはおすすめできません。

消化にもエネルギーが使われるので、食事を数回に分けた方がエネルギーを多く使うことになります。

ダイエット中は1日3回は食事を与えましょう。

食事の量は増やさず食事回数を増やせば、食間が短縮され、空腹を訴えることも減るでしょう。

食事を変えるのは少しずつ

早く体重を減らしたいからと言って、急に食事を変えてしまうのは良くありません。

犬によってはアレルギー反応が出るかもしれないので、食事を変えるときは少量ずつ変えていきましょう。

▼犬が太る理由や食事以外のダイエット方法についての記事はこちら!

犬のダイエットには野菜が良い?

犬のダイエットには野菜が良い?

メインのドッグフードを少し減らし、野菜をトッピングするのもおすすめです。

野菜は栄養素も豊富ですし、全体量は減らさずカロリーダウンが見込めます。

ここでは犬のダイエットに効果的な野菜を解説します。

キャベツ

キャベツはかさ増しに適していますし、加熱すると消化しやすくなります。

下記のように、キャベツには積極的に取り入れたい長所が沢山あります。

  • カルシウム、鉄分を多く含む
  • 抗潰瘍作用
  • 血液凝固作用
  • 免疫力向上
  • 毛艶が良くなる など

にんじん

にんじんは低カロリーなのでダイエットに効果的です。

ダイエットの他にも、にんじんを与えることで下記のような効果が期待できます。

  • 抗酸化作用
  • 腸内環境を整える
  • 皮膚の健康維持 など

にんじんは、すりおろすことで酵素を効率的に摂取できると言われています。

にんじんを与える際の注意点

にんじんを与える際には、茹でて柔らかくしてあげましょう。

また、茹でた後は冷ましてから与えてください。

トマト

トマトも水分量が多く、ダイエットに向いています。

トマトに期待ができる効果として、下記のことが挙げられます。

  • 抗酸化作用
  • 皮膚・被毛の健康状態を保つ
  • 塩分の排出を助ける など

トマトを与える際の注意点

青いトマトに含まれる「トマチン」を多く摂取すると、嘔吐や下痢を引き起こすことがあります。

完熟した赤いトマトだけを与えるようにしてください。

きゅうり

きゅうりは約95%が水分でできていて、低カロリーの野菜です。

きゅうりを与えることで下記のような効果に期待できます。

  • 水分補給
  • 骨を丈夫にする
  • 脂肪分を分解する など

きゅうりを与える際の注意点

きゅうりを与える時は、下記のことに注意してください

  • 喉に詰まらせる
  • 与えすぎによる下痢・嘔吐
  • ウリ科アレルギー など

きゅうりは硬く、大きいままでは喉に詰まらせてしまうことがあるため、小さくカットして与えましょう。

また、与えすぎると体を冷やし、下痢や嘔吐を引き起こしてしまうので注意しましょう。

きゅうりのアレルギーの可能性もあるので、初めてのときは少量だけ与えて様子を見てください。

野菜以外の食材

野菜以外にも、下記のような食材はダイエットに効果的です。

豆腐

豆腐は良質なタンパク質を多く含み、低カロリーな食品です。

豆腐を与えることには下記のようなメリットがあります。

  • 抗酸化成分を多く含む
  • がん予防
  • 骨粗しょう症予防
  • 毛艶が良くなる など

冷たい状態で与えてしまうとお腹を壊してしまう可能性があります。

冷蔵庫から出した冷たい状態ではなく、室温にしばらく置いてから与えましょう。

ささみ

ささみも高たんぱく低カロリーで、毎日食べていい食品と言えます。

ささみを与えることで、下記のような効果に期待できます。

  • リンが豊富、骨が丈夫になる
  • 免疫力向上
  • コレステロールが下がる
  • 毛艶が良くなる など

リンは摂取しすぎると腎不全になる可能性があるため、与えすぎには注意する必要があります。

ダイエットフードを食べない場合

ダイエットフードを食べない場合

愛犬がダイエットフードを食べてくれないときの対処法を紹介します

ご飯を食べない時に考えられる原因

犬がご飯を食べないときに考えられる原因と対処法を解説します。

犬がご飯を食べない原因

犬がご飯を食べない理由として、主に下記のようなことが考えられます。

  • 体調不良
  • ドッグフードに飽きた
  • わがまま
  • ストレス
  • おやつが食べたい など

おやつは食べるのにドッグフードを残すのは、ただのわがままである可能性が高いでしょう。

そんなときには時間を決めて食事を与えるようにし、残したものを長い時間放置しないようにしましょう。

ぐったりして元気がなく、食事を数回残すときは病気の可能性があるので、あせらずに獣医師に診てもらいましょう。

ダイエットフードを食べないときの対処法

愛犬がダイエットフードを食べてくれないと、飼い主さんは焦ってしまいますよね。

ここからは愛犬にダイエットフードを食べてもらうためのコツを紹介していきます。

甘やかさないようにする

犬は本来、狩りに成功した獲物だけを食べていたため、選り好みをする習性はないのです。

そのため、与えてる食事が気に入らないようでも無視してみましょう。

甘やかしておやつを与えてしまうと、ご飯を食べなければもっと美味しいものが出てくると覚えてしまいます。

愛犬に選択肢はないと教えることも重要です。

食べない様子を見て、可哀そうと感じてしまうかもしれません。
しかし、しつけができていないためにわがままになり、ちゃんとご飯を食べられない方が可哀そうなことです。

食事時間を決める

食べないからといつまでも食事を置いておくと、犬はいつでも食べれるものと考えてしまい、食べてほしいときに食べてもらえなくなります。

また、食べものを放置しておくのは衛生的ではありません。

食事時間を決め、食べないときは食事を下げるようにしましょう。

香りだけ加えてみる

どうしても食べないときには、下記のように香りを追加してみましょう。

  1. 空のお茶パックなどにかつお節を入れ、ダイエットフードの袋に入れる
  2. 数回振って、ダイエットフードにかつお節の香りを移す。

香りが強くなるだけで、愛犬の食欲が増すかもしれません。

トッピングの注意点

なにかをトッピングしてあげると、ダイエットフードを残し、トッピングだけ食べる分けるという状態になりかねません。

食べ分けられないように、トッピングする食材を細かくしてダイエットフードに混ぜ込むと良いでしょう。

老犬をダイエットさせるには

老犬をダイエットさせるには

老犬のダイエット方法は、成犬と同じではありません。

ここでは老犬のダイエットについて解説します。

歳をとると肥満になりやすい?

歳をとると肥満になりやすいと言われている理由として、下記のことが挙げられます。

  • 代謝が落ちる
  • 運動量が減る
  • 便秘、下痢を起こしやすくなる など

それでも10歳を超え高齢犬になると、うまく栄養を取り込めなくなり、少しずつ体重は減少する傾向にあります。

食事でダイエットさせるには

老犬になると病気にかかりやすくなり、内臓疾患で太ることもあります。

ダイエットをさせたいときには、必ず獣医師さんにしっかりと相談してから始めましょう。

シニア犬のドッグフードに変える

シニア用のドッグフードは、若い成犬用と違って低カロリー高タンパクに出来ています。

シニア用に変えるだけでも衰えていく筋肉や内臓には良い働きが期待できるのでおすすめです。

硬いおやつは控える

ジャーキーやガムなどの硬いおやつは消化しづらいので控えましょう。

与えると良い食材

『玄米』や『白米』を使ったおじやはヘルシーで、かさ増しもできるのでダイエット向きな主食です。

しかし、犬は玄米や白米に含まれる食物繊維を消化することが苦手です。

そのため、しっかりと煮て柔らかくしてあげましょう。

『大根おろし』や『きゅうり』に含まれている消化を助ける酵素や、腸内環境を整える乳酸菌(少量のヨーグルト)を摂取するのも効果的です。

手作りご飯でダイエット

手作りご飯でダイエット

料理が得意な方であれば、一度は愛犬に手作りご飯を作ってあげたいと思うでしょう。

ここでは手作りのご飯について解説します。

ドッグフードの方が優れている?

ドッグフードの袋には、『総合栄養食』と書かれているものがあります。

総合栄養食は、『このドッグフードと水だけで犬が健康に過ごせる』ということです。

それだけ栄養バランスを研究し、製造されています。

手作りご飯のみは難しい

手作りのご飯で1日に必要な全ての栄養素を取り入れるのは、細かい計算と知識が必要となり至難の技です。

そのため、ドッグフードの方が様々な点で優れていることがわかります。

簡単な手作りご飯の作り方

栄養バランスを考えて手作りご飯を作るのは大変なことですが、それでもダイエット中の気分転換には良いかもしれません。

そこで簡単に作れる手作りご飯のレシピを紹介します。

鶏キノコおじや

低カロリーダイエットレシピを紹介します。

使用する食材は下記のものです。

  • 鶏ささみ
  • レタス
  • しめじ
  • なめこ
  • 玄米

作り方の手順は下記の通りです。

  1. 鍋のお湯にささみを入れる
  2. 火が通ったら野菜を入れて煮る
  3. 玄米を入れ、玄米がお湯を吸ったら完成

手作りご飯の注意点

愛犬に手作りご飯を与えるときは、犬が食べてもいい食材かどうかよく確認してください。

また、与えても良い食材でも下記のようなことは必ず確認してください。

  • 犬に与えても良い量
  • 必要な調理方法
  • アレルギー反応はないか など

犬が食べても良いとされる食材でも、個体によってはアレルギー反応が出てしまうことがあります。

愛犬に与えるときは少量から始め、様子を見て与えるようにしましょう。

▼犬が食べても良い食材についての記事はこちら!