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健康・病気
猫の毛玉対策!猫が吐く理由や危険性・ケアの方法について紹介!

猫の毛玉対策!猫が吐く理由や危険性・ケアの方法について紹介!

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なぜ猫は毛玉を吐くのか

なぜ猫は毛玉を吐くのか

猫は、毎日のように毛づくろいをする動物であり、それに費やす時間は、睡眠時間に匹敵するほど長いとも言われています。

また猫の舌は、表面部分がざらざらしており、毛づくろいに最適です。

ブラシのように扱って毛並みを整えたり、唾液を体毛に行き届かせたりする効果があります。

猫が毛づくろいをする理由

猫が毛づくろいをする理由は様々です。

  • 体に付着した汚れを落として清潔に保つことは健康維持に繋がる
  • 皮膚と毛の間に空気を取り入れることで体温調節ができる
  • ネズミなどのターゲットを仕留めるには自身の臭いを消して近づく必要があり、毛づくろいによる消臭効果が役立つ

毛づくろいは、何歳からするというものでなく、生まれつき行うものです。

それほど猫にとって本能的な行動であり、生きていくためには不可欠な行為だといえます。

しかし、猫が毛玉を吐く理由も、この毛づくろいにあります。

猫が毛玉を吐く理由

猫が毛づくろいをすると、体毛や汚れを飲み込んでしまいます。

しかし、体毛は消化することができません。

少量であれば普通の便として排泄されますが、毛量が多くなると胃など内臓に蓄積され毛玉に成長します。

やがて、猫は毛玉を胃液とともに吐き出すのです。

毛づくろいで飲み込む毛の量が多いほど、毛玉吐く回数も多くなります。

そのため換毛期と呼ばれる猫の毛が生え変わる時期に、毛玉を吐き出しやすくなります。

毛玉を吐いてしまう頻度

猫が毛玉を吐いてしまう頻度

猫が毛玉を吐く頻度は、ケースバイケースで異なります。

猫種によっても差が生じますし、毛の長さや毛づくろいをした時期なども関係してくるからです。

1か月に1回は毛玉を吐く猫がいる一方、半年に1回程度で済む猫や全く毛玉を吐かない猫もいます。

猫が吐いた場合の注意点

猫が毛玉を吐いた時には焦らずに様子を見ることが重要です。

頻繁に吐くとき

数日と空けずに何度も毛玉を吐いたり、白い泡を含む場合は注意が必要です。

頻繁に吐くことは、他に病気を抱えている前兆だと考えられます。

便秘や胃腸炎、内臓の他の場所を患っている可能性も捨てきれないのです。

毛玉を吐き出せないとき

毛玉を吐こうとしているが思うようにできない場合も油断できません。

胃の中で毛玉が大きくなりすぎてしまい、吐けない可能性があります。

吐いたり、吐こうとしたりする様子を猫が見せたら、注意深く観察しなければなりません。

そして、少しでも不安に感じる部分があれば、動物病院へ相談してください。

子猫が吐いた場合

猫は吐きやすい動物です。

そのため、少しくらい毛玉を吐いても楽観視する人は少なくありません。

しかし、それは成猫に限ります。

子猫が吐いた場合は、出来るだけ早く動物病院へ相談してください。

生まれて間もない子猫は、病原菌などの脅威にさらされやすく、胃腸炎などになりやすい傾向があります。

また、吐くことで栄養を満足に吸収できなかったり、脱水症状を起こしたりしやすいです。

吐いたものに毛の塊があるのは平気?

猫が吐いたものに毛の塊があるのは平気?

猫が吐き出したものの中に、胃液の混じった毛の塊がある場合、毛球症(もうきゅうしょう)を患っている可能性があります。

毛毬症とは

毛球症とは、いわゆる毛玉が消化管の中で止まってしまい、猫の内臓に負担をかけてしまう病気です。

毛玉の止まっている位置によって症状が分かれます。

症状

症状には以下のようなものが挙げられます。

毛玉がある位置 症状
食道 嘔吐、食欲不振やそれに伴う体重の減少、食道が傷ついている場合は吐血など
胃袋 嘔吐、食欲不振やそれに伴う体重の減少など
嘔吐、食欲不振やそれに伴う体重の減少、えづき、脱水、便秘など

原因

毛球症を発症する原因は、猫の毛づくろいにあります。

頻繁に体毛をなめるとその分体内に取り込まれる毛の量も多くなるからです。

手術

毛球症によって猫がぐったりするなど、著しく弱ってしまった場合は、内視鏡によって毛玉を取り出したり、開腹手術をして取り出したりするケースもあります。

皮膚トラブルにより毛づくろいが多くなる

毛づくろいの頻度が高くなる原因の一つとして、皮膚にトラブルを抱えているケースが考えられます。

他の猫と喧嘩をして傷を負ってしまった場合など、猫はいつもより余計に毛づくろいをするものです。

他にも、ノミが大量に発生していたり、新しい餌による食物アレルギーの影響を受けていたりすることも肌トラブルの原因になると考えられます。

ストレスにより毛づくろいが多くなる

猫はストレスから毛づくろいの頻度が高まる可能性があります。

メンタル的に落ち込んだ元気ない猫が、自らの皮膚が露出するほど毛を舐めてしまうのです。

これは心因性脱毛とも呼びます。

このような猫は、毛を舐めるだけでなく、噛みちぎることもあるほどです。

ストレスの原因

猫がストレスを感じる主な原因は下記のような生活環境の変化にあります。

  • それまで一匹だった環境に他の猫が加わった
  • ペットホテルなどへ預けられた
  • 騒音の激しい場所に移動してそのまま長期間暮らすことになった

ストレスを感じると猫は精神的に弱ってしまうことがあるのです。

結果として、皮膚が赤くなったり、かゆみを伴ったりします。

猫の毛玉の吐かせ方

猫の毛玉の吐かせ方

猫の毛玉の吐かせ方や対策は、いくつかあります。

毛玉ケア用のフードを与える

毛玉ケア用のフードによって、便と一緒に毛玉の排出を促すことができます。

毛玉ケア用のフードには食物繊維が多く含まれています。

食物繊維には水溶性と不溶性があります。

水溶性の食物繊維は、胃の中で水分を含みゼリー状となり、不要物を吸着し便として排出できます。

不溶性の食物繊維は、水分を吸収すると便を増やし、大腸を刺激することによって排便活動をスムーズにする働きがあります。

日常的かつ頻繁にブラッシングをしてあげる

猫が大量の毛を飲み込んでしまう原因は、自らの舌で長毛をなめて抜け毛を飲み込んでしまうからです。

そのため、あらかじめ飼い主がブラッシングをこまめにかけてあげることで、猫が飲み込む抜け毛の量を減らしてあげてください。

すると難なく毛玉を吐き出せるようになるはずです。

ブラッシングは、日常的に行うほど効果的ですが、特に毛が生え変わる時期は重点的に行います。

また、毛の長い種類の猫を飼っている場合は、より一層頻繁に行ってください。

先でコミュニケーションを取りながらブラッシングを行うと、猫と飼い主の信頼関係を構築することにも繋がります。

猫草を食べさせる

猫草は、イネ科の植物の一つです。

キャットグラスやペットサラダなどとも呼ばれており、猫が好んで食べます。

猫草を食べた猫は、程よく尖った葉先によって胃腸を刺激され、毛玉を吐き出しやすくなるのです。

き込んで、吐きたくても吐けない状態を解消するでしょう。

また、食物繊維も豊富なので排便による毛玉排出効果も期待できます。

吐かせるためにやってはいけないこと

猫によっては猫草を全く食べないことも珍しくありません。

そのような場合には無理に与えることはやめましょう。

また、際限なく食べようとする猫もいます。

あまり与えすぎると逆に体調を崩すこともあるので、の他のおやつとして一日に数本程度に留めてください。

また、吐けない猫を吐かせるためにしてしまう行動として下記のような例が挙げられますが、絶対にやってはいけません。

  • 口に指を入れて吐かせる
  • 市販の薬剤で吐かせる
  • 背中を強く叩く
  • 猫を逆さにする

何かを誤飲してしまった場合も同じように、無理に吐かせることは絶対にしてはいけません。

サプリメントで毛玉対策

サプリメントで毛玉対策

猫の毛玉対策として、食べ物やサプリメントを工夫する方法があります。

毛玉対策に役立つ食品

猫が摂取する食べ物に食物繊維が豊富に含まれていると、胃腸などの働きを活発にして、毛玉になる前に便として排出する効果があります。

摂取する際は、いつも食べている餌に混ぜるタイプのものと、それ単体で食べるものがあります。

単体で摂取する食べ物は、他の餌と一緒に与えると効果が薄れてしまうことがあるので気をつけてください。

選び方としては「毛玉ケア」や「ヘアボールコントロール」と表示されているものが良いでしょう。

また、総合栄養食にも毛玉対策の機能がついたものがありますのでおすすめです。

毛玉対策に役立つサプリメント

毛玉対策用のサプリメントに含まれている流動パラフィンという成分は、厚生労働省にも認可されています。

サプリメントはではありませんが、猫が摂取すると、流動パラフィンによりすでに胃の内部に蓄積されてしまった毛玉を除去し、排便によってスムーズに取り除くことが可能です。

成猫に対して使用が認められており、毎日1g程度ずつ与えて効果が現れるのを待つのです。

おやつ感覚で与えることができますが、飲んでもらえない場合は食事に混ぜておくと良いでしょう。

サプリメントの注意点

サプリメントは食品なので副作用はありませんが、アレルギーの症状が現れる可能性はあります。

また、たくさん飲ませれば良くなるわけではありません。

猫に合ったものを選び、毎日与えて様子を見ましょう。

人間用や犬用のものを与えるのもいけません。

猫のサプリメントは必ず猫用のものを与えてください。