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猫のルーズスキンは病気?お腹のたるみの原因・肥満や病気との違い

猫のルーズスキンは病気?お腹のたるみの原因・肥満や病気との違い

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お腹のたるみの原因

お腹のたるみの原因

「愛猫のお腹がなんだかぷよぷよしているな…」と、気になったことはありませんか?

皮のたるみの原因には、どのようなものがあるのでしょうか。

原因1 妊娠

メス猫は妊娠すると、お腹周りが膨らむだけではなく、が伸びてたるむことがあります。

お腹の膨らみや皮のたるみが目立ってきたら、妊娠している可能性もあるため、獣医さんに確認してみましょう。

原因2 避妊手術後

愛猫が避妊手術を受けた方、検討中の方もいるでしょう。

避妊手術直後は、皮膚がまだ元に戻っていないため、繋ぎ合わせたところにたるみが出ることがあります。

術後のたるみに関しては、時間が経てば落ち着くため経過を観察しましょう。

▼猫が妊娠中にとる行動についての記事はこちら!

原因3 肥満

人も同じですが、太ってしまったときに脂肪によってお腹がたるんできます。

特に高齢猫になると、皮のたるみが目立つことが多くなります。

たるみそのものは問題ありませんが、肥満は多くの病気を引き起こす原因になるため、体重をこまめにチェックし、ご飯の与えすぎにも気を付けましょう。

▼猫の体型やダイエットについての記事はこちら!

原因4 病気

心配なのは、お腹の中に寄生虫が住み着いてしまったり、ウィルス感染のような病気にかかって、お腹が膨れているケースです。

お腹部分をマッサージすると嫌がったり、痛がったりするときは、病気の疑いがあるので早めに受診をしましょう。

原因5 ルーズスキン

後ろ足の付け根からお腹にかけてのたるみを『ルーズスキン』と呼びます。

ルーズスキンには皮にゆとりを持たせて素早く動けるようにしたり、内臓や急所の入っているお腹部分を守る役割があると言われています。

ルーズスキンであれば、猫の体の特徴なので、これといって心配する必要はありません。

ルーズスキンと病気の見分け方

ルーズスキンと病気の見分け方

ルーズスキンであれば問題ないのですが、お腹のたるみが病気によって引き起こされているならば話は別です。

この違いについて、どのように見分けたら良いのでしょうか。

触って確認する

自宅でまず出来ることは、猫の皮が伸びて揺れる部分を触ってみることです。

単純に皮だけが伸びているようであれば、ルーズスキンである可能性が高いと言えます。

中にしこりのようなものがあったり、固くなっているときは、慎重になった方が良いでしょう。

お腹に水が溜まっていないか?

お腹のたるみを触った際に水のような音がしたり、パンパンに張っているときは、お腹の中に水分が溜まっている可能性があります。

そのような場合は、ウィルス性腹膜炎や心臓疾患などによるトラブルが想定されます。

猫が高齢のときは肝機能障害のリスクも高まるので、動物病院を受診するようにしましょう。

ウンチやオシッコが溜まっていないか?

お腹のたるみを触ったときに、膨れていたり、猫が嫌がって逃げるときも注意が必要です。

腸や泌尿器系のトラブルによってトイレの回数が減り、ウンチやオシッコが体の中に蓄積されていることも考えられます。

排泄回数に気を配りながら、様子がおかしければ病院を受診しましょう。

ルーズスキンができやすい猫種

ルーズスキンができやすい猫種

後ろ足からお腹にかけてできるルーズスキンは、年齢や性別も関係なく多くの猫に見られる特徴です。

さらに言うと、自然界で生きるのに素早い動きが必要な、ライオンやトラなど大型ネコ科の動物にも見られる特徴の一つです。

特にできやすい猫種の特徴

ルーズスキンが珍しくないネコ科の中でも、特に「たるみが出やすい」と言われている猫種があります。

  • アメリカンショートヘア
  • ベンガル
  • エジプシャンマウ
  • ピクシーボブ など

これらの猫種に共通しているのは、『より自然界のネコ科に近い短毛種であること』と、『運動量が多い』ということです。

すぐれた運動能力をもつ猫種ほど、野性的な一面が残っており、ルーズスキンが出やすいと言えるでしょう。

ルーズスキンの別名

ルーズスキンのことを、別名『プライモーディアルポーチ』と呼ぶことがあります。

プライモーディアルとは、『初めから存在する、原始の』という意味を持っています。

直訳すると『初めから持っているポーチ』『生まれ持ったカバンやポケット』と言ったところでしょうか。

ルーズスキンは、猫によって大きさは様々なので、大きいからといって特に心配する必要はありません。

避妊手術後にルーズスキンができた

避妊手術後にルーズスキンができた

前述したように、メス猫は避妊手術をした後にお腹周りの皮がタプタプになるということがあります。

このようなときは、そのままにしておいて大丈夫なのでしょうか。

避妊手術ってどんなことするの?

避妊手術は一般的に、全身麻酔をかけて行う開腹手術が主流です。

おへそのあたりを数センチ切り、そこから卵巣と子宮を取り出します。

その後、切った場所を縫い合わせて終了となります。

術後のたるみは大丈夫?

避妊手術は、一度お腹を切って縫うという作業が行われるため、縫合した皮がたるむことはよくあります。

これはルーズスキンではなく、『処置を施した部分がたるんでいる』という状態なので、心配する必要はありません。

お腹周りの毛がなくなっている

縫合の際に、毛を巻き込んでしまわないように、お腹周りの毛を剃ることも一般的です。

避妊手術をして帰宅した直後は、大きい範囲ではないものの毛がない状態が続きます。

皮膚が見えているのはかわいそうですが、少し経つと毛は生え揃うので特に問題はありません。

避妊手術後のたるみが治らない

一般的にはお腹の傷が落ち着き、毛が生え揃う頃には、お腹のたるみは気にならなくなっています。

ただし、待てども状態が良くならないときには、手術とは別に病気の恐れが想定されます。

手術後の傷跡から雑菌が入ってしまったり、排泄機能にトラブルが発生している可能性があるので、手術をした病院を受診することをおすすめします。

▼猫の避妊手術についての記事はこちら

猫のお腹に毛がない

猫のお腹に毛がない

猫のお腹は毛で覆われているイメージですが、避妊手術後でもなく、「ルーズスキンがはげる」というような症状が現れたときは、下記のような原因が考えられます。

病気が原因

お腹の毛が抜け落ちてしまい生えてこないのは、病気が原因かもしれません。

腎臓病などは、悪化してしまうと処置が困難になる恐れがあります。

自宅で原因を突き止めることは難しいため、早めに病院を受診しましょう。

皮膚炎

皮膚炎の場合、勝手に皮膚の一部が脱毛したように抜け落ちてしまうことがあります。

もしくは、かゆみが原因で、猫が自分でひっかいて毛を抜いたり、舐めすぎてはげることもあるので注意が必要です。

ホルモン異常

なんらかの理由でホルモン分泌のバランスが崩れると、毛が抜けてしまうことがあります。

甲状腺ホルモンが活発になる病気などが想定されますが、血液検査をして原因を確認する必要があります。

膀胱炎・腎臓病・関節炎など

皮膚にトラブルはなくても、膀胱炎や腎臓病など体の中の異常が気になって、皮膚の上から舐め回してしまうということも考えられます。

同じ場所をずっと舐めているようなときは、お腹の中や関節などが痛いのかもしれません。

ストレスが原因

「病院まで行ったけれど、これと言って異常はなかった」というときは、ストレスが原因かもしれません。

自由に生きているように見えて、意外とストレスに弱いのが猫です。

ストレス原因とは

猫のストレスの原因には、下記のようなものが考えられます。

  • 日中一人で過ごしていて退屈
  • 他の家族や猫との相性がよくない
  • 飼い主さんが忙しくスキンシップがとれていない
  • 工事音など騒音がある
  • 引っ越しをして新居に慣れていない など

暮らしの環境が変わったり、愛情不足を感じると、ストレスを感じて毛をむしってしまうこともあります。

できるだけコミュニケーションを取りながら、ストレスの原因を減らせるように対策を取っていきましょう。

▼猫がはげる原因についての記事はこちら!

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