犬と旅行に行きたい人必見!必要な準備・持ち物について解説!
いつから連れていける?
旅行好きな飼い主さんなら、一度は「愛犬と旅行に出かけられたらな…」と考えたことがあるでしょう。
ですが、初めて連れて行くとなると心配事が山積みではないでしょうか。
いくつぐらいから旅行に連れて行けるのか、またその条件などを解説します。
旅行に連れて行ける月齢は?
子犬を旅行に連れていく場合、 ワクチン接種などを終了した『およそ生後4~5ヶ月以降』と言われています。
ただし、犬種や大きさ、愛犬の性格によってもストレスの感じやすさが違うため、月齢だけでは判断しにくい部分もあります。
不安がある場合は、かかりつけ医に相談してみることをおすすめします。
宿泊をするときには、そのホテルの条件もあるため、条件を満たしているかについて確認する必要があります。
旅行に連れていける条件
旅行に連れて行ける条件をみていきましょう。
ワクチン接種
まずは、狂犬病や混合ワクチン接種を済ませましょう。
ワクチンが終わっていないと、抵抗力が低いために慣れない旅先で病気にかかってしまう可能性があります。
犬種によってワクチンプログラムが異なりますが、だいたい4~5ヶ月で終了します。
ワクチン以外のケア
ワクチン接種だけでなく『ノミ・マダニの予防済み』などの様々な条件をあげている施設もあります。
ドッグランでも同様ですので、条件は事前に確認しましょう。
しつけ
次の内容が習得できていると安心です。
- トイレトレーニング
- マテ
- クレートにすぐ戻る
- 呼び戻し
特にトイレトレーニングが終了しているしていないではだいぶ差が出ます。
周囲には犬が苦手な人もいるでしょうし、そこでトイレの失敗となっては嫌悪感を与える一方です。
無駄吠えも、コマンドでやめさせることができれば尚良いでしょう。
犬との旅行に必要な持ち物
愛犬と旅行に出かけるためには何が必要なのでしょうか。
あると便利なグッズも合わせて紹介します。
旅行に必要なもの
愛犬にとって初めてのお泊りは何かとストレスになります。
それに備えて忘れ物のないように、持ち物リストを作成することをおすすめします。
- フード、おやつ、水
- 食器(フード、水など)
- 常備薬
- タオル
- おもちゃ
- ベッド
- 着替え
- マナーベルトもしくはマナーパンツ
- リード、首輪
- トイレトレー、トイレシート
- 排泄物用の袋
- ワクチン摂取証明書、予防接種証明書
- 鑑札
- 写真
- ウエットティッシュ など
食器やタオル、おもちゃなど使い慣れたものを持って行きましょう。
マナーベルト、マナーパンツがあれば、渋滞に巻き込まれてしまった車内でも安心です。
写真は、万が一愛犬が迷子になってしまったときに役立ちます。
ワクチン接種証明、狂犬病予防注射証明書は 持っていないと入れない施設がありますので要注意です。
あると便利なもの
下記の準備もしておくと安心です。
- キャリーバッグ、クレート
- ビニール袋
- 虫よけスプレー(夏シーズン)
- 大判タオル
- 歯ブラシ、歯磨き粉
- 保冷剤
- ブラシ
- シャンプー
- 除菌グッズ
- コロコロ
- ブランケット(冬シーズン)
- ドッグコット
- ケージ、サークル
- レインコート など
夏は虫から守るために虫よけスプレーを、冬はブランケットを持ちましょう。
夏の熱中症予防に、保冷剤があると助かります。
ペットボトルを凍らせても良いでしょう。
クレートトレーニング
移動の際に、愛犬がキャリーバッグやクレートに入ってくれると格段に行動が楽になります。
クレートは普段から嫌がらずに入るようトレーニングしておくことが大切です。
犬の服装は?
旅行の犬服はどうしたらいいのでしょうか。
どのような犬服が適しているのかについて解説します。
雨のとき
山のあたりでは天気が変わりやすく、さっきまで晴れていたのに急に雨に見舞われることがあります。
そんなときはレインコートが役立ちます。
さらにフルレインコートだと、足先しか濡れないので非常に便利です。
宿泊施設を汚してしまう心配も軽減されます。
寒い季節
冬の旅行は愛犬も寒い思いをします。
特に、シングルコートの犬種は寒さに強くありません。
そんな時には防寒用の服を持参しましょう。
防寒の機能性もチェック
厚手のダウンジャケット風のものや、蓄熱綿を使用したもの、 風が入ってこない作りになっているものと防寒機能も様々です。
旅先の気候と、愛犬に合ったものを選びましょう。
▼犬が過ごせる気温や寒さ対策についてはこちら
ドッグランに行くとき
おしゃれをしてドッグランに行きたい気持ちがあるかも知れませんが、 高価な服は着せない方が無難です。
他の犬と遊んだりして汚れてしまうことが予想されます。
安いけれどかわいいデザインの服も沢山売られてますので、 思い切り遊ばせるときには、傷んでもいいと割り切れる服の方が良いでしょう。
宿泊施設では
宿泊施設では、服を着せていれば被毛が抜け落ちるのを防げます。
被毛が抜けやすい犬種、または換毛期であれば部屋の中で被毛が舞うのを防げるのでおすすめです。
トイレのしつけ・マナー
自宅では完璧にトイレをこなせる犬でも、旅行ではどうなのでしょうか?
ここではトイレのしつけとマナーについて解説します。
トイレトラブルの原因
慣れない場所ではトイレに失敗してしまう犬が多いようです。
- 慣れない場所で不安になり、マーキングをしてしまう
- トイレの場所がわからなくなってしまう
上記のことが原因でトイレの失敗につながるようです。
トイレの失敗を防ぐには
外出先でのトイレトラブルは出来るだけ避けたいものです。
そのためにはどうしたら良いのでしょうか。
コマンドでのしつけ
「今ここがトイレの時間だよ」という声掛けで出来るようにトイレトレーニングをしましょう。
旅行までに余裕を持ってトレーニングを開始すると安心です。
このコマンドは旅行だけではなく、今後も様々な場面で効果を発揮するでしょう。
宿泊施設では
宿泊施設の部屋に到着すると、くんくんと探索を始める犬がほとんどだと思います。
そしてマーキングをしようとしたら、そこにトイレトレーやトイレシートを設置しましょう。
マナーベルトを忘れずに
失敗を防ぐためにも、マナーベルト、マナーパンツを着用しましょう。
おむつのようで恥ずかしく思うかも知れませんが、 失敗によりクリーニング代などが発生してしまうよりは良いでしょう。
愛犬にも前もって着用の練習をしておきましょう。
旅行中のストレス
犬にとって旅行はストレスに感じることもあります。
それで元気をなくし、食事をとれないようなことがあっては可哀そうですよね。
ここでは、ストレスの原因とその対策について解説します。
移動のストレス
車か電車での移動が多くなると思いますが、そこでも犬はストレスを感じます。
普段聞きなれない大きな音や乗物の揺れ、クレートに入ってることもストレスになり得ます。
対策
あらかじめ移動用のケージやクレートに慣れさせましょう。
最初は気に入ってるおもちゃや、使い慣れた毛布など入れておくと安心するでしょう。
少しの距離から慣れるようにお試しのドライブに出かけましょう。
ケージやクレートに入れて安定してる状態でドライブしてみて下さい。
▼犬の車酔い対策はこちら
▼犬を電車に乗せるための条件&マナーについてはこちら
知らない環境のストレス
社会化期に限られた場所のみで生活していた犬は、知らない環境に不安を感じます。
何が起こるか予測がつかないことに恐怖を感じ、精神的な負担に繋がります。
社会化期とは・・・犬が周りのありとあらゆる環境に慣れ、社会性を身に付ける『社会化に適した時期』のことを言います。
対策
知らない場所で怖がるようなら無理に歩かせず、クレートやスリングで移動しましょう。
日頃から散歩だけでなく、人や犬が集まる場所に連れて行って慣れさせることをおすすめします。
日常的にいろいろな人や犬とかかわっていれば、 旅行先でもストレスが軽減されるでしょう。
ストレス解消
旅行は愛犬にとってストレスになることばかりではありません。
犬は新しいものを探索したいという性質があります。
旅行ではそれを充分に満たすことができますので、 ストレスが溜まる心配とは逆に、ストレス解消の効果も期待できます。