猫の大人は何歳から?猫の成長過程・長生きする猫の特徴を紹介!
猫年齢の計算
猫の平均寿命は人間に比べて短く、15歳だと言われています。
猫の年齢が人間の何歳に相当するのか知れば、その猫が子供なのか、大人なのか、老猫なのかを判断できるようになります。
6ヶ月未満までは子猫
生まれてから6ヶ月未満の猫が一般的に子猫と呼ばれています。
この頃の猫は人間の赤ちゃんと同じように精神年齢も幼く、ものにじゃれて遊んだりします。
1歳を過ぎれば大人
6ヶ月を過ぎた猫はほとんど成猫で、人間でいうところの中学生といったところでしょう。
猫の1歳は人間で言えば18歳頃です。
そのため、1歳を過ぎた猫はもう大人になっているといえます。
猫の1歳から7歳位が成猫で、人間で言えば18歳から44歳に相当します。
大人の猫の特徴
大人になると体重が増えて体も大きくなり、メス猫は赤ちゃんを産めるようになります。
人間と比べて体の小さい生き物なので、その分だけ寿命が短く成長も速いわけです。
猫が一番元気な年頃なので、運動不足にならないように一緒に遊んであげたり、ご飯をを成猫用に変えたりなど、飼い主さんがしてあげられることも増えてきます。
7歳からは老猫
猫は7歳をすぎると老猫となり、人間と同じように関節や内臓に病気を発症しやすくなります。
動物病院に連れてこられる猫が増えるのも、これくらいの年齢からと言われています。
19歳の壁
動物病院のデータによると19歳になると、動物病院に連れてこられる猫の数はかなり少なくなるようです。
19歳は人間で言えば90歳過ぎなので、亡くなってしまう猫が多いことが理由でしょう。
これは19歳の壁とも呼ばれています。
▼猫年齢の早見表はこちら
成猫への成長過程
ここから成長による猫の変化について紹介していきます。
子猫の成長
猫の成長は人と比較するとかなり速いです。
生後6ヶ月から1年くらい経った子猫は何に対しても興味津々で、人の赤ちゃんのようにいろいろな物を口に入れたりもします。
また猫も1度だけ歯が生え変わり、生後6ヶ月経った頃には永久歯が生え揃います。
成猫の一歩手前
体重も増えてきて高いところへジャンプできるようになったり、鳴き声も変わったりと、成猫へ成長する一歩手前の頃です。
健康に育てるために
成猫になる1歳までは、成長期のため大事な時期です。
子猫用の栄養価の高いご飯をしっかりと与えて発育させましょう。
1歳で成長は止まる
猫は1歳から7歳位までが成猫なので、人間の大人に当たる年代です。
この年代になると猫の成長は止まると言われています。
警戒心が強くなる
1歳を過ぎた頃から知らないものに対しての警戒心が強くなります。
飼っている部屋の中にいつもと違うものがあると、猫が出てこなくなったりするのは知らないものに対して警戒しているからです。
人生の半分は中高年世代
7歳を過ぎると人間で言う中高年です。
代謝が落ちて動きも少なくなることから太りやすくなり、関節を痛めたり内臓疾患を引き起こすこともあります。
猫の平均寿命は15年位なので、人生の半分は中高年世代だということになります。
猫年齢の見分け方
猫の年齢によって適切なお世話の方法も変わってくるので、猫の年齢を知ることは大切です。
生まれたときから飼っていれば歳は分かりますが、途中から飼っているとわからなくなってしまいますよね。
途中から飼い始めた場合であっても、おおよその推定年齢を判断できるポイントはあるので紹介していきます。
子猫の見分け方
子猫が生まれてからどれくらい経ったのか、下記のようなことから考察できます。
耳が聞こえるようになる
生まれたばかりの猫はまだ耳が聞こえません。
猫が飼い主さんが呼んだ声に反応し始めるのは生後2週間を過ぎてからです。
歯を観察する
乳歯が生え始めるのが生後1ヶ月頃で、生え揃うのが生後2ヶ月頃です。
乳歯が抜けて真っ白い永久歯が生え揃っている猫の場合は、生後6ヶ月以上は経過していると推測できます。
成猫の見分け方
3歳から5歳の猫は一番活発に行動する時期で、走る速さやジャンプ力から判断できることもあります。
ひげや体毛のツヤも良く、見るからに元気いっぱいな年頃です。
中年の特徴
6歳をすぎると、人間でいえば中年に差し掛かる頃です。
この頃になると、口の周りにひげ以外の白い毛が生え始めます。
老猫の特徴
老猫になると穏やかな表情になり、毛づくろいの回数が減ることで体毛がボサボサになっていきます。
人間の年齢で20歳といえば、成人を迎えて大人の階段を登り始める年ですが、猫の平均寿命は15年とも言われているで、20年生きる猫はあまりいません。
猫の寿命
猫と犬の平均寿命はだいたい同じで、14年から15年と言われていますが、人間のように平均寿命は年々伸びているとのデータもあります。
猫も哺乳類なので、健康で長生きさせてあげるためには飼い主さんが健康管理をしてあげることが大切です。
ストレスを溜めない
室内で飼っている猫は、運動不足でストレスが溜まらないように一緒に遊んであげましょう。
また、普段から一緒に遊び、愛猫を観察することで病気にかかったときにも早期発見できるようになります。
健康的な食事を与える
長生きのためには食事の選び方も大切です。
栄養バランスの良いキャットフードを与えましょう。
総合栄養食と記載されているもの
キャットフードのパッケージに『総合栄養食』と記載されたものを選ぶと良いでしょう。
パッケージに総合栄養食と記載されたものには、猫に必要な栄養が全て含まれています。
一般食や副食などと記載されているものは、おかずのようなものです。
『一般食』や『副食』だけを与えていると、栄養バランスが偏ってしまうので注意が必要です。
水分補給も大切
猫が『慢性腎臓病』や『尿路結石』などの病気になることは少なくありません。
猫はあまり水を飲む生き物ではありませんが、水を飲まないことで、このような病気にかかるリスクも高くなってしまいます。
水飲み場を増やしたり、ウェットフードを与えるなど、猫に水分補給してもらうための工夫をしましょう。
▼猫に水分補給させる方法についての記事はこちら!
▼猫の尿路結石についての記事はこちら!
感染症を予防する
犬には狂犬病の予防接種が義務付けられていますが、猫はそうではありません。
猫も感染症にかかることがあるので、心配のときには動物病院で混合ワクチンを注射することができます。
年齢のギネス世界記録
大好きなペットにはいつまでも元気でいてほしいものですが、生物なので寿命はあります。
ここでは猫の年齢の最高記録や長生きする猫の特徴を紹介していきます。
世界最高齢の猫
一般的に猫は15歳前後で寿命を迎えますが、ギネス記録の世界最高齢の猫は、30歳をはるかに超えた38歳です。
その食生活は、コーヒーやベーコンエッグなど様々なものを食べていたと言われています。
しかし、猫に人の食べ物を与えるのは非常に危険です。
明確な理由がなく、健康を害する可能性があるので、マネをして猫に食べさせるのはやめましょう。
長生きする猫の特徴
平均寿命に比べて長生きする猫には特徴があります。
混血種の猫
猫の種類によっても寿命に違いがあるようです。
純血種は比較的短めで、日本猫などの混血種は平均よりも長くなっています。
混血種の猫が長生きする理由は、いろいろな血が混ざっていることで免疫力が高くなっているのだと考えられています。
個体差や体質、飼育環境によっても違ってくるので、一概に種類よって寿命が変わるとは言い切れません。
体型を維持している
体型があまり変わらない猫、つまり中年太りしていない猫も寿命が長い傾向にあるようです。
人間と同じで太ることが原因で関節を痛めたり、病気を発症することもあります。
いつまでも1歳頃の体型を維持している猫は年をとっても病気をしにくいようです。
歯が丈夫
猫の歯も加齢とともに抜け落ちることがありますが、歯の丈夫な猫はしっかりとエサを食べられるので比較的長生きするようです。
長生きすると性格が変わる?
猫にも性格がありますが、子猫の頃には人懐っこくて悪戯好きだった猫が、急におとなしくなるなど性格が変わることがあります。
長生きな猫は性格が変わることもあるようです。