子猫のエサの正しい与えた方!適切な量やエサを変える時期を紹介!
子猫のご飯
初めて子猫をペットとして迎え入れた方は、餌の与え方がわからず不安になってしまいますよね。
ここでは子猫に与える餌の種類や量について紹介していきますので参考にしてみてください。
子猫のご飯は慎重に
子猫は愛くるしい反面、まだまだ身体が十分に出来上がっていないため、正しいやり方で餌を与えないと、すぐに体調を崩してしまうおそれがあります。
特に、生後2週間までの間は、基本的に母猫の母乳を飲んで成長していくので、それ以外の餌を与える場合には慎重にならなければなりません。
猫用ミルク
基本的にはなるべく母乳を飲ませるべきですが、もし何らかの理由でそれができない場合には、栄養分が豊富に含まれている猫用のミルクを与えるのがよいでしょう。
できれば、1回分の量や濃度を調節できる粉ミルクタイプのものがベターです。
猫用のミルクを与えること
猫に人間用の牛乳を多く与えると、下痢や嘔吐などの症状が見られることがあります。
猫にミルクを与える時は『猫用ミルク』を購入した方が安心です。
ミルクの与え方
猫といえば、食器に入ったミルクをペロペロと舐めている姿をイメージする方も多いかもしれません。
しかし、生まれたばかりの子猫は自分で飲むことができないため、飼い主さんが飲ませてあげる必要があります。
子猫にミルクを飲ませるときは、ペットショップなどで販売されている『子猫用の哺乳瓶』を使用しましょう。
飲ませる時の姿勢は、子猫のお腹が少し下側(うつ伏せ)になるようにして、ゆっくりと飲ませてあげましょう。
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(写真のネコちゃん・・・0703negiさんのおねぎちゃん)
▼ミルクの与え方についての記事はこちら
離乳食
生後3週間ごろになると、ミルク以外のものも少しずつ口にすることができるようになってきます。
ただし、まだ消化機能が十分に発達するには至っていないので、生後1ヶ月くらいまではカリカリのドライフードではなく、猫用に作られている離乳食を食べさせるのがおすすめです。
もしどうしてもドライフードを食べさせたいのであれば、子猫用のものを水でふやかして柔らかくしてから与えるようにしましょう。
いきなり離乳食を出してもすぐに食べてくれないかもしれないので、最初は食べ慣れたミルクに混ぜて与えるというやり方もあります。
子猫が食べる餌の量
子猫に餌をあげる際には、その分量についても注意しなければなりません。
まだ消化器官が十分に発達していない状態で無理に食べさせると、お腹を壊してしまうおそれがあるからです。
ミルクの量
ミルクの量は体重や成長段階によって変わりますが、基本的にはミルクのパッケージを確認し、表示されている量を目安に与えてください。
目安以上に欲しがる場合
ミルクであればある程度はお腹いっぱいになるまで飲ませても大丈夫です。
子猫が飲める量には限界があるため、満腹になれば自分から飲むのをやめるからです。
また、多く飲んでくれれば栄養を多く摂ることができます。
それ以上飲ませようとするのは良くないので、子猫が飲むのをやめたら無理強いしないようにしましょう。
また、飲みすぎると吐いてしまうこともあるので、子猫の様子を見ながら与えてください。
あまりミルクを飲まない場合
1日に必要な量を飲むことができないと、栄養失調になってしまいます。
あまりに普段よりも飲む量が少ない場合は、病気の可能性もあるので早めに動物病院に相談してみる必要があります。
離乳食の量
生後1ヶ月から2ヶ月を経過して、本格的に離乳食が中心になってきたら、カップで計算して1日50グラムを目途に餌を与えるようにします。
基本的に頭のサイズと同じくらいが1日に食べる量としては適切であると思っておくと良いでしょう。
パッケージを必ず確認する
与える餌によってカロリーなどに違いがあるので、パッケージを必ず読み、猫の様子をよく観察しながら過不足がないかをチェックしましょう。
また、猫の餌の量には個体差があるので、ここで紹介したのはあくまでも一般的なケースである点に注意が必要です。
ドライフードはいつからあげていいのか
ここからは愛猫の食事を離乳食からドライフードに変更するタイミングについて紹介していきます。
乳歯が生えてきた頃から
離乳食からドライフードに切り替える時期は、いつまでにやらなければならないと決まっているわけではありません。
一般的には生後1ヶ月を過ぎたあたりから徐々に乳歯が生えてきますので、その頃から少しずつドライフードに移行していくのがおすすめです。
いきなりドライフードのみにしてしまうと消化不良を起こして下痢になってしまうので、まずはそれまで与えていた離乳食と並行して与えるようにしましょう。
ふやかして与える
最初から硬いドライフードは食べられないため、はじめのうちはミルクや水に浸してふやかしたものを食べさせるようにしなければなりません。
この作業を怠ると、最悪の場合、餌を喉に詰まらせて窒息してしまいかねないので、くれぐれも気を付けるようにしましょう。
ふやかすのが面倒であれば、かわりにウェットフードを与えるのでも構いません。
子猫がドライフードを食べない場合
ドライフードをいくら与えても子猫が食べないケースがあります。
その理由として、下記のようなことがあげられます。
まだドライフードに慣れていない
猫は警戒心が強いため、慣れていないことが原因で食べない場合があります。
しかし、子猫のうちにドライフードに慣れておかないと、成猫になってから切り替えるのが難しくなってしまいます。
最初はウェットフードに混ぜて、徐々にドライフードの割合を多くしていくなどの工夫をしてあげましょう。
味に飽きている
急に食べなくなってしまった場合、ドライフードの味に飽きてしまった可能性があります。
またおやつやウェットフードなど、より好みのものを知ってしまったという理由も考えられます。
別のドライフードに変えたり、香りの立つウェットフードに混ぜることで食べてもらえるかもしれません。
病気の可能性もある
成長期の猫は基本的に食欲旺盛ですが、食べたいときに食べるなど食欲にムラがある場合もあります。
1回分の食事を食べないくらいであれば問題ない場合が多いです。
しばらく様子を見ても食べない状態が続いた場合、何かしらの病気の可能性があるのですぐに動物病院へ連れていきましょう。
子猫がご飯を食べ過ぎる
子猫が餌を食べてくれないと心配になりますが、逆に食べ過ぎてしまう場合にも気を付けなければなりません。
食欲をコントロールできない
子猫によっては、まだ自分の食欲を十分にコントロールできないケースもあります。
欲しがるからといって与えてしまうと気が付いたら過食になってしまう可能性があるのです。
分量をしっかりと守る
猫が食べ過ぎないようにするためには、前述した分量をしっかりと守って飼い主さんがしっかりと餌の管理を行うことが重要になります。
明らかに餌が足りていないというのであれば、多少は追加で食べさせても構いません。
お腹がいっぱいになっているはずなのにまだ欲しがるという場合には、決まった分量以上は与えない方がよいでしょう。
食事を分けて与える
食事の回数が少ないことでお腹が空きすぎてしまうと、一度の食事で満足してもらえない可能性があります。
1日に与える食事量は変えず、一度に与える量を減らし、回数を増やしてみると改善されることが多いです。
何らかの病気がある
単に食いしん坊というだけでなく、もしかすると何らかの病気にかかってしまっている可能性があります。
正しい対策を行えばすぐに回復できるケースが多いので、心配であれば動物病院で診てもらった方がよいでしょう。
ストレスが原因
病気でもないのに食べ過ぎの症状が見られるというのであれば、ストレスが原因になっているおそれもあります。
特に母猫と分離した後などは大きなストレスが子猫にかかります。
普段と違う兆候が見られないかしっかり観察するようにしましょう。
手作りの餌はあげていい?
子猫は我が子のようにかわいいので、つい手作りご飯をあげたくなってしまいがちです。
しかし、消化機能が十分に発達していない子猫に何でも好きなものを与えるというのは健康上のリスクを伴います。
また、猫と言えばまぐろやかつおなどの魚を食べているイメージがありますが、これらの食材もきちんとした知識がない人が与えるのは危険です。
子猫に手作りご飯は基本的に与えてはいけないのです。
キャットフードを使用する
前述しましたが、栄養がたくさん必要な子猫に自分で考えたレシピでご飯を作ってしまうと健康状態に影響が出てしまう可能性があるため危険です。
簡単に作りたいのであれば、ドライフードやウェットフードを使用して作りましょう。
子猫用のキャットフードなら、栄養バランスを考えて作られているので安心して使用することができます。
また、栄養価の高い子猫用ミルクを使用するのも良いでしょう。
ご飯の作り方
次にご飯の作り方ですが、いつものキャットフードにお湯を入れてふやかしてあげるだけです。
レンジを使用してふやかすこともできます。
温度に注意する
ご飯の温度には注意しなければなりません。
温かいご飯は香りが立つため、子猫の食欲をそそることができます。
しかし、熱すぎると食べることができません。
人肌程度に冷ましてから与えるようにしましょう。
トッピングしてあげる
ふやかしたフードに猫用ミルクをトッピングしてあげることができます。
ふやかしたフードに少し入れてあげるだけで、美味しく栄養を摂取することができます。
また、粉ミルクであれば少しかけてあげるのも良いでしょう。
その他にも、缶詰は香りが強いので、ドライフードに少しトッピングしてあげることで食いつきが良くなることもあります。