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猫にカットは必要?猫にトリミングをする理由・カットのやり方を紹介

猫にカットは必要?猫にトリミングをする理由・カットのやり方を紹介

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猫にトリミングは必要?

猫にトリミングは必要?

猫が毛づくろいをしている姿はよく見る光景ですよね。

そんなきれい好きな猫に、トリミングは必要なのでしょうか。

今回の記事では、猫のトリミングについて解説していきます。

猫にトリミングが必要な理由

トリミングとは、カットだけではなく耳かきや爪切り、シャンプーなども含まれます。

グルーミングでは届かない場所がある

猫は頻繁にグルーミングをして体を清潔に保ちます。

ですが、舌が届きにくい場所もあるため、グルーミングだけで全身の汚れを完璧に落すのは難しいと考えられます。

爪切りと爪とぎは別

爪とぎとは、古くなった爪を剥ぎ落して新しい爪を尖った状態に整えることが目的です。

もともと外で狩りをしていた猫にとって尖った爪は必需品でしたが、 狩りをしない今は、爪が伸びていることで怪我につながる心配もあります。

▼子猫の爪切りのやり方にてついての記事はこちら

▼猫に爪とぎをしつける方法についての記事はこちら

老猫は爪とぎをしなくなる?

また、老猫になると爪とぎの頻度が減る、もしくはしなくなる猫がいます。

すると巻き爪になり、爪が肉球に刺さってしまいます。

痛い部分をかばって歩くようになるため、関節に負担がかかるなど体全体に悪い影響が出てきてしまうのです。

▼高齢猫の特徴についての記事はこちら

▼関節炎についての記事はこちら

毛玉や皮膚炎の予防に

短毛種の猫は、ブラッシングだけでもある程度古い被毛は抜け落ちます。

ですが、長毛種は被毛が長いため、絡まって毛玉になり皮膚炎につながるリスクが高くなってしまいます。

▼猫の毛玉対策についての記事はこちら

▼猫の皮膚病についての記事はこちら

トリミングのメリット

猫のトリミングのメリットには、どんなものがあるのでしょうか。

被毛が飛び散らない

換毛期は沢山の被毛が抜け替わるため、部屋に抜けた被毛が舞ってしまいます。

トリミングをすることで、被毛が飛び散るなどの心配も軽減されるでしょう。

▼猫が冬毛になる理由はこちら

体の異変に気づく

猫の体を触ることによって、目視だけでは気づかない変化に気づくことが出来ます。

そのため、病気やけがの早期発見につながるというメリットもあります。

ブラッシングのやり方

ブラッシングのやり方

猫の上手なブラッシングのやり方について解説します。

ブラッシングのやり方について

ブラッシングを嫌がる猫も少なくありません。

ブラシにも様々な種類があるため、効率的なものや愛猫に合ったものを選びましょう。

短毛種の道具

短毛種の猫には、下記のような道具を使いましょう。

  • 細めのクシ
  • 獣毛が使われているブラシ
  • ラバータイプ など

短毛種は被毛が少ないので、直に皮膚にあたり傷にならないようなブラシ選びが大切です。

 

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(写真のネコちゃん・・・mika.a.1225さんのネコちゃんとラバーブラシ)

ブラッシングの手順

ブラッシングの手順は、下記の流れを意識してみて下さい。

  1. 背中からお尻に向かってラバーブラシを使用
  2. お腹は毛並みに合わせてブラッシング
  3. 足や顔周辺はクシを使用

長毛種の道具

次に、長毛種におすすめの道具を見ていきましょう。

  • ハードタイプのピンブラシ
  • 粗目のクシ
  • スリッカーブラシ など

長毛種は被毛が長く多いので、絡まりをほぐすようにブラッシングしてしっかりケアをしましょう。

 

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(写真のネコちゃん・・・nya_225さんのにゃあちゃんとスリッカーブラシ)

ブラッシングの手順

続いて、長毛種のブラッシングの手順を紹介します。

  1. 毛玉や絡まりをほぐすために、クシやピンブラシを使用
  2. 背中からお尻にかけてスリッカーブラシを使用
  3. お腹や顔周辺、足周辺はクシを使用

タイミング

ブラッシングが苦手な猫には、タイミングを見計らって試してみましょう。

甘えたくて寄ってきたときや、食事の後のリラックスした状態がチャンスです。

注意点

ブラッシングが苦手な猫には、手袋型のラバータイプがおすすめです。

下記のポイントは毛玉が出来やすいので、しっかりケアしてあげましょう。

  • 耳の後ろ
  • わきの下
  • しっぽの付け根
  • 後ろ足の付け根 など

やりすぎに注意して、長くても5分以内に切り上げることがポイントです。

▼猫がブラッシングを嫌がる理由についての記事はこちら

自宅で猫の毛は切れる?

自宅で猫の毛は切れる?

飼い主さんが自宅で猫の毛をカットするのは可能なのでしょうか。

そちらについて解説します。

自宅で切るメリット

縄張り意識が強い猫は、慣れている家から出てトリミングサロンに行くことに抵抗を感じることがあります。

トリマーさんも頻繁に会う人ではないので、慣れるまでに時間がかかったりストレスになってしまうかもしれません。

そのため、飼い主さんに自宅でカットしてもらった方が、愛猫にとってもストレス軽減になるでしょう。

自宅カットの時期

短毛種は特に必要ありません。

長毛種も、犬のように必ずしも必要というわけではありません。

ですが、夏のように暑い日が続くようなときには、サマーカットをしてあげることで熱中症対策にもなり、 皮膚炎の予防にも効果的です。

自宅カットのタイミング

おしりまわりは汚れたり、毛玉が気になるようでしたらカットしてあげ下さい。

足裏カット(タフトカット)は、肉球が被毛で覆われないように日頃からチェックして、必要があればカットしましょう。

嫌がられてしまったら?

カットの際に、猫を無理やり押さえつけたり力ずくといった方法はやめましょう。

トラウマになり、「バリカンやはさみを見ただけで逃げられてしまう………。」なんてことにもなりかねません。

そうなってしまっては自宅でのトリミングが非常に困難になってしまいます。

嫌がられたらまた次回と、ゆとりある気持ちが大切です。

長毛種の切り方

長毛種の切り方

上手くカットするコツをご紹介しますので、是非参考にしてみて下さい。

上手なカット方法

猫が動いてしまうと、傷つける可能性があるため危険です。

そのような心配があるときは、ハサミよりもペット用のバリカンを使ってみましょう。

安全性が高く、初めての方でも挑戦しやすいグッズです。

手順

長毛種のカットの手順について紹介していきます。

  1. 手早く済ませるために、道具の準備は事前にしておく
  2. ブラッシングやおやつなどでリラックスさせる
  3. 長い被毛や毛玉はある程度はさみでカットする
  4. バリカンは背中から
  5. お腹の柔らかい被毛はつまみながらカットする

カットは長時間にならないよう、全体的に素早く行いましょう。

注意点

自宅でのトリミングで注意する点についてまとめました。

切り忘れを確認

長毛種で被毛が伸びて気になる場所は、おしりまわりと足裏ではないでしょうか。

おしりまわりは排泄の際に汚れやすいですし、足裏は伸びすぎると滑って怪我のもとになります。

しっかり確認して、切り忘れないよう気を付けましょう。

難しい場所はチャレンジしない

手足や顔まわり、しっぽなどを触られることを嫌がる猫は多くいます。

そういった場所は無理にカットせず、胴体だけをカットしてあげましょう。

毛玉がフェルト状になっている部分は猫に負担がかかりやすいため、トリミングサロンにお任せする方が良いでしょう。

猫のトリミング料金

猫のトリミング料金

頻繁ではないにしろトリミングをお願いするとなると、料金が気になりますよね。

一般的に、どのような料金設定になっているのか解説します。

トリミングサロンで行っているメニュー

下記は、一般的なトリミングサロンのメニューになります。

  • シャンプー
  • カット
  • 爪切り
  • 耳かき
  • 肛門しぼり
  • タフトカット など

動物病院と併設されているサロンもあります。

診察の後にトリミングしてもらえるので、飼い主さんも安心できます。

猫専門のサロンもおすすめ

猫は犬に比べて内向的な性格でストレスを感じやすいので、 猫専門のトリミングサロンに連れていくのも良い選択です。

料金

トリミングサロンのおよその料金目安になりますので、参考にしてみて下さい。

コース “>料金
シャンプー 短毛種:5,500~7,700円
長毛種:7,700円~9,900円
カット(バリカン) 長毛種:13,200円前後

事前に問い合わせを

サロンによって、料金体制やオプションの詳細に違いがあります。

猫の健康状態や毛質、毛量も関係してきますので、一度サロンに問い合わせてみることをおすすめします。